2009年3月19日木曜日

性格の出来方と勇気づけ

あなたはどこから来たのでしょう。

心理学の観点から どのようにして「自分」が出来るのか みてみましょう。

1.あなたのお父さん、お母さんのあなた 
 への態度(封建的・甘やかし・民主的)
2.あなたのきょうだい順位
3.子供の頃の家庭の経済状態と社会的地位
4.あなたの子どもの頃の健康と容姿
5.あなたの性別とそれに対しての態度

この5つが性格の大きな要素です。

ケーキでいうと小麦粉・卵・バターのような材料です。同じレシピでケーキを作っても
小麦粉の産地や種類、卵の質や鮮度、あるいは使ったオーブンなどによって ケーキの出来上がりは同じにはなりませんね。

私達の性格も同じです。

「同じように育てたのに どうしてこんなに性格が違うのかしら?」

と聞くことがよくあります。

答えは この5つの要素にあります。

私達アドラー心理学を学んだセラピストは 心理セラピーを行うと共に「勇気づけの対応」を広めることを目標にしています。

というのも セラピーを必要とされている方々は 子どもの頃に何らかの形で 上の5つの要素の中で「勇気くじき」を経験されておられる方が多いからです。

「三つ子の魂百まで」ということわざがあります。心理学では 10才位までには性格が出来上がるとされています。勇気をくじかれた症状がいつ、どんな形で出るかは 人それぞれです。

病気を防ぐのに予防接種をしたり 栄養に配慮します。

「勇気づけ」は精神面での予防としての働きをします。

日本社会で問題になっている 不登校・うつ病・ニートは 家庭や学校で勇気づけの対応をすることによって防いだり改善することが出来ます。ですから一人でも多くの方に 予防として効果のある「勇気づけ対応」を知って頂きたいと願っています。

講座「ペアレンティング」は 日常生活の中での「勇気づけ」の方法をお伝えしています。

練習をすると「何もいいことが見えない。」という出来事からも肯定的な側面が見えるようになり、見つけることが楽しくなります。